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2005年5月

予知夢(デジャブ)

 最近よく夢を見る。そのことが気になって、起きたときにメモを取ることにした。見ない日もあるが、だいたいの日は夢をみて、目覚める。大抵の夢は現実社会とほとんど関係が無いことが多い。見知らぬ人間が出てくることもよくある。しかしまた、よく知っている人が出てくるときもある。しかし、その夢の中の行いは、ほとんど意味をなしていないと思う。
 「この場面はどこかで見たことがある!?」、そう誰しも思ったことがあるはずだ。このようなものは「予知夢」ではなくて、「既知夢」なのかもしれない。この記事はこれらの現象について詳しく討議するのが目的ではない。メルヘンなんだと思って読んでもらいたい。これらの予知夢が最近頻繁に起きる。子供の時にはよくこういう現象があったのだが、しばらく無かった。それが最近になってよく起こるようになったのだ。
 これらは、その場にならないと思い出さないので、何かを予知したり予防したりと、そういう事には全く使えない。その人とお茶を飲んでいる時に二回、友達に相談している時に一回、この前のゼミで一回・・・。その場面で、「は!」っと気がつくが、それ以外は何もない。どうすることも出来ないし、しようとも思わない。
 ワイス博士は著書の中で、「中間生の時、次の人生の計画を立てているときの記憶が、おぼろげだが残っている。その計画が、実際に生まれ変わったあと現実に起こったとき、その中間生の時の記憶が一時的に呼び起こされるのだ」と述べている。飯田は、人が死に、次の人生までの時間、魂が肉体に入っていない時間があるとしている。これを「中間生」と呼んでいる。この中間生の時に、次の人生で学ぶことを、マスターやソウルメイトと一緒に相談し、どこで出会うか等を綿密に計画する。そして、人はまた生まれ変わるのだと。
 その、どこかで見たことがあると感じる場面に来たとき、これも計画の一部なんだと思うことにした。この人生で学ぶべき事は、至って順調に計画通りに進んでいる。どんなに辛いときも悲しいときも、既知夢だと感じる場面に遭遇するたび、この人生は間違っていないんだと思える。


参考文献

グレン・ウィリストン&ジュディス・ジョンストン(飯田史彦・編訳)、(2003)、生きる意味の探求、徳間書店
ブライアン・L・ワイス、(1996)、前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘、PHP研究所
ブライアン・L・ワイス、(2004)、魂の伴侶-ソウルメイト傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅-、PHP研究所


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研究の覚え書き、その六(「癒し音楽」の仮説)

 この前ゼミがあって、研究方針はこれで良しといわれたので、そのとき立てた仮説を載せようと思う。

4 癒し音楽の音楽的特徴とその検証

1 はじめに
 現在の社会は、ストレスの多い社会と言われている。そのような中で、リラクゼーションに関する関心が高まっている。その一つの方法として音楽があげられるだろう。ヒーリング音楽やリラクゼーション効果などを謳った商品が、数多く店頭に並んでいることからもこのことが分かる。音楽はTV、商店やレストランのBGMなど、我々の身近なところで利用され、音楽を耳にしない日がないほどとなっている。このように日常よく利用され、我々に生活に浸透している音楽だが、どのような曲が人の心を癒すのだろうか?。本研究では、音楽を利用した癒しについて、音楽の重要な構成要素であるテンポとメロディの両観点から考察したい。
 テンポについては先行研究によって、その違い(早いテンポ、遅いテンポ)による感情の変化について調査されている(Balch & Lewis,1999;Balkwill & Thompson,1999;Husain,Thompson,& Schellenberg,2002)。これらによれば、速いテンポは「活力」や「活発」などの覚醒に関連した感情を起こさせ、遅いテンポは不活性的な落ち着いた、沈静的な気分にさせる事があげられている。
fig1
 メロディに関しては、Balkwill & Thompson(1999)が複雑なメロディは「怒り」や「悲しみ」の感情に関係があり、シンプルなメロディは「ポジティブ感情」や「喜び」「穏やかさ」などの感情に関係がある事をあげている。また松田・厚味・,鈴木(1998)は「心が安らぐ」「心がいやされる」音楽について調査しているが、上位三位までにあげられた曲(エンヤ・ウオーターマーク(fig1参照)、リスト・愛の夢第3番、神山・水色の幻想)を調査したところ、メロディはシンプルであることが分かった。メロディの複雑とシンプルさには、聴取後の感情に与える何らかの影響があると思われる。
 Thompson,Schellenberg,& Husain(2001)はモーツァルトの K448(ピアノ・ソナタ、ニ長調,fig2参照)とアルビノーニのAdagio ト短調 for Organ and Stringsの両作曲家による曲を使って、聴取子の気分変化の差を調査している。その結果、モーツァルト聴取群は活性的な気分が高まり、アルビノーニ聴取群は沈静的気分が高まったと報告している。これらの曲をメロディの複雑さとテンポから見てみると、K448はメロディが複雑でテンポが早い、アルビノーニのAdagio ト短調はメロディがシンプルでテンポが遅いという特徴があった。また、松田・厚味・伊東(2001)と松田他(1998)はそれぞれ、「元気になる音楽」と「心が癒される音楽」について調査している。これらの調査の中で上位にあげられた曲を聴き、譜面などから音楽的特徴を検討した。その結果、1)元気がでる音楽は、リズムが強調され、テンポが比較的早い特徴があった。2)癒される音楽については、リズムはそれほど強調されず、テンポがゆっくりで、メロディーがシンプルであることが分かった。これら考察から、Thompson et al.(2001)の沈静的気分誘導音楽と松田他(1998)の「癒し音楽」との間に、メロディとテンポに関して共通点が見つかった。
fig2
 以上の事から「癒し音楽」は、テンポがゆっくりでメロディがシンプルである沈静的音楽と考えられる。また、活性的な気分に誘導する音楽としては、テンポが早くメロディが複雑という傾向がある予測される。これらの仮説をfig3に、テンポとメロディが「活性」と「癒し・安らぎ」に与える影響として示した。本研究では、上記にあげたメロディとテンポの関係が、人の癒しにどのような影響を与えるのかを調査する。そのための方法として、テンポ(fast or slow)とメロディ(simple or complex)の異なる曲を四曲作曲し、それを被験者に聴かせ、その後の感情状態を測定する。
fig3

参考文献
板東浩・吉田聡、2002、現代のエスプリ、至文堂
Balch,W.R.,&Lewis,B.S.(1999).Music-dependent memory:The roles of tempo changes and mood mediation.Journal of Experimental Psychology:Learning,Memory and Cognitin,22,1354-1363
Balkwill,L.L.,& Thompson, W.F.(1999).A cross-cultural investigation of the perception of emotion in music:Psychophysical and cultural cues.Music Perception,17,43-64
エンヤ.(1998).ペイント・ザ・スカイ~ザ・ベスト・オブ・エンヤ,リットーミュージック
Husain,G.,Thompson,W,F.& Schellenberg,E.G.(2002).Effects of musical Tempo and Mode on Arousal,Mood,and Spatial Abilities.Music Perception,20(2),151-171
神山純一.(2001).水の音楽<ピアノのために>,全音楽譜出版社
栗原理恵子・伊藤義美、2001、音楽聴取がもたらす感情的変化に関する心理学的研究、名古屋大学情報文化学部 情報文化研究 14
松田真谷子,厚味高広,伊東康弘.(2001).如何なる種類の音楽を聞いたとき人は元気が出ると 感じるか.日本音楽療法学会誌,1(1),2001,87-94
松田真谷子,厚味高広,鈴木茂孝.(1998),「心が安らぐ」「心がいやされる」と感ずるのはどんな音楽を聴いたときか,日本バイオミュージック学会,Vol16,No2,201-207
松本じゅん子、2002、音楽の気分誘導効果に関する実証的研究、教育心理学研究、50、p23-32
Mozart.W.A.(1968),モーツァルト 二台のピアノのためのソナタとフーガ,全音楽譜出版社
谷口高士、1995、音楽作品の感情価測定尺度の作成および多面的感情状態尺度との関連の検討、心理学研究、第65巻第6号
谷口高士、2002、音は心の中で音楽になる[音楽心理学への招待]、北大路書房
Thompson,W.F.,Schellenberg,E.G.,& Husain,G.(2001).Arousal mood and the Mozart effect,PSYCHOLOGICAL SCIENCE,12(3),248-251
全音ピアノ名曲100選(上級編).(2004).全音楽譜出版社

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ささやかな幸せとは

P1000189

 この前友達と飲んだ。半年振りに会う奴もいた。その久々にあった友達は、今度の六月末に結婚するらしい。住むところも借りて、いよいよ引っ越すのだと。話しを聞くといろいろ大変らしい。家財道具もすべて揃えなくてはならない。冷蔵庫、洗濯機、掃除機・・・。何か買って欲しいとたかられた僕は、電子レンジを買ってあげた。
 近所の電気屋さんで、オーブンレンジが安いとのこと。僕の家で買ったオーブンレンジは何年も前に買ったものだが、その当時で7万円位していた。大きさもあるだろうが、そいつが欲しいのは12800円だそうだ。安いのもあるもんだ。電気屋さんに一緒に行ってみてみると、大きさはさほどでもなく、食パンが同時に二枚焼けるくらいの大きさだった。もう少し大きいのが欲しくなるとは思うが、しばらくはそれで十分なのかも知れない。
 「ありがとう!!おまえの時には買ってあげるから!」と言われる。いつのことになるやら・・・。「まあ僕のことはいいから・・・。幸せになってよ」。ひがみとか羨ましさとか、そういう気持ちは全くない。彼には、本当に幸せになってもらいたいと思う。少し経てば彼らの朝には、コーヒーが二杯と、焼いたパンが二つ用意されることだろう。
 そいつから、「結婚式に来てくれないか?」と誘われた。「いいよ」、その場で答えた。彼は嬉しくてしかたないらしく、新しい家にも連れて行ってくれた。まだ借りたばかりで、ものが何も置いてない。その後、夜のご飯をおごってもらった。終始ウキウキしている奴を見ていて、なんだか僕もニヤニヤしてしまった。「期待もあるけど、でも、ちょっと不安もあるんだ・・・」と奴。帰り際、「平気だろ!?、きっと幸せになれるよ♪」と言って見送った。「そうだよな!!ありがとう!!」。新しいことを始める時には、不安がつきものだ。しかし、恐れほど人生において無駄なものはない、僕はそう思う。
 また朝起きて、その人がいて。また次の日、その人がいて。目を開けるとき、その日初めて目にするのが天井ではなくて、その人の顔だったらと。その日初めて口にする言葉が、「おはよう」の一言だったら。僕が何を焼くのか、あたためるのかわからない。いつかレンジを買ってもらって、ささやかな幸せに包まれた、朝を迎えられたらと思った。

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心配するな

 一休禅師(一休さん)が遺言に書いたって、
「何事もなるようにしかならない。心配するな」だって♪。
これを読んでいて、悩んでいる人がいたらこう言いたい、
心配するな、何とかなるよ(*'ー')。

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好きじゃない

 一年前もこの言葉を聞いたことを思い出す。終わったのだ。嫌いでもなく、好きでもない。用は、どうでもよい存在ということだ。
 僕は一ヶ月に一回お墓参りに行くことにしている。落ち葉を掃除し、墓石を磨き、お線香を焚く。
 その人とは、彼女の論文執筆などで忙しく、しばらく会っていなかった。「会いたい」とメールすると、「目の前のことで一杯一杯で余裕がない」と返事。「三ヶ月くらいなら待つよ!!」、「言いにくいんだけど、もう好きという気持ちが消えてしまって。時間に余裕が出来る頃まで待ってもらっても、気持ちがどうなっているかわからない。待ってもらっても、無駄だと思う」。
 僕は夢をメモすることにしていた。五月初めに彼女が出てきたとき、「私がまだ好きだったらね・・・」と言いながら、僕の前から去っていく夢をみた。予知夢などあるのかわからないが、そのときには直感で気がついていたのかも知れない。
 一年前と同じ意味の言葉を目にしたとき、これも学びか・・・と納得しようとした。「好きじゃなくなった」辛い一言だ。二人が一緒にいる理由は、「好き」と言う気持ちしかない。それが無くなった今、もう一緒にいる理由は無い。恋愛には、束縛はあるようで、無い。一年前学んだ、そう言われたら、もう終わりなんだと。何をしても、帰ってこないんだと。引き際は鮮やかな方がいい。
 ひらめいた言葉を打ち込む。「実は他に好きな人が出来たんだ。先にそう言ってもらえてよかったよ」。全くでたらめだ、すべて嘘だった。しかし、学びは、生かされた。彼女は言っていた、「疲れていて、会いに行く気力すらない」と。僕も彼女を追いかける気力を無くしていた。後は忘れるまで、夜寝て、朝起きて、息をし続ければいい。
 お線香に火を付け、煙が辺りに立ちこめる。青空を眺めながら、これでよかったのか聞いてみた。当然返事は無い。いつでも大いなる存在は黙ったままだ。火が燃え尽きるまで、そこにいた。霧のような煙が、僕を優しく包んでいた。

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研究の覚え書き、その五(癒し音楽)

 今回は癒し音楽についての論文を紹介していきたいと思う。
3 癒し音楽について
3.1 「元気になる」音楽と、「心がやすらぐ」音楽
 人はどのような音楽を聴いたとき、「癒される」と感じるのだろうか。松田・厚味・伊東(2001)と松田・厚味・,鈴木(1998)はそれぞれ、「元気になる音楽」と「心が癒される音楽」について調査している。
 私は、それらの調査の中で上位にあげられた曲を実際に聴き、譜面などから音楽的特徴を検討した。その結果、1)元気がでる音楽は、リズムが強調され、テンポが比較的早い特徴があった。2)癒される音楽については、リズムはそれほど強調されず、テンポがゆっくりで、メロディーがシンプルであることが分かった。癒される音楽の上位三曲は、エンヤ・ウオーターマーク、リスト・愛の夢第3番、神山・水色の幻想である。
 前回まではモーツァルト効果の研究を紹介してきたが、それには曲のテンポが係わっている可能性があると述べた。今回あげている調査でも、テンポが速い曲の方が、人を元気(覚醒)させる効果がある事が示されている。
 またメロディに関しても、Balkwill & Thompson(1999)は、音楽聴取後の感情にメロディのシンプルさと複雑さが、ポジティブ感情とネガティブ感情に関係があることをあげている。今回紹介した調査の「心が癒される音楽」もメロディの特徴において、シンプルであるという事が分かった。
 村井(2001)は音楽療法の立場から癒しについて検討している。そこで音楽療法で有効な音楽として、「デジタル的音楽」と「アナログ的音楽」という二つの概念を提唱している。そこでもメロディとテンポの、癒しに対する関連性が述べられている。
 人を癒す音楽は、テンポとメロディが係わっているらしい。

参考文献
Balkwill,L.L.,& Thompson, W.F.(1999).A cross-cultural investigation of the perception of emotion in music:Psychophysical and cultural cues.Music Perception,17,43-64
Jonathan C.smith., & Carol A.Joyce.(2004).Mozart versus New Age Music:Relaxation States Stress and ABC Relaxation Theory.Journal of Music Therapy,41(3),215-224.
松田真谷子,厚味高広,伊東康弘.(2001).如何なる種類の音楽を聞いたとき人は元気が出ると感じるか.日本音楽療法学会誌,1(1),2001,87-94
松田真谷子,厚味高広,鈴木茂孝.(1998),「心が安らぐ」「心がいやされる」と感ずるのはどんな音楽を聴いたときか,日本バイオミュージック学会,Vol16,No2,201-207
村井靖児.(2001).音楽療法の基礎,音楽之友社

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研究の覚え書き、その四(モーツァルト効果)

 今回もその弐に引き続いて、モーツァルト効果に関連した研究を紹介しようと思う。

1.2 モーツァルトの曲と、気分、空間認知能力向上の関係(他作曲家との比較)
 1.1ではGabriela et al.らのモーツァルト効果の研究を紹介した。彼らはモーツァルトの曲のみで気分や空間認知能力向上の関係を調査していた。今回紹介するのは、モーツァルトとそれ以外の作曲家の曲で、それらを調査している。
 William,E.Glenn and Gabriela(2001)は、モーツァルトとアルビノーニの両作曲家による曲を聴取した群と、音楽を何も聴かなかった群とで、気分と空間認知能力を測定しいる。曲は、モーツァルトのK448(ピアノ・ソナタ、ニ長調)と、アルビノーニのAdagio ト短調 for Organ and Stringsである。空間認知能力測定はpaper-folding-and-cutting(PF&C)tasksで測定し、気分はProfile of Mood States(POMS)で測定している。結果は、
1)モーツァルト群は空間認知能力の点が何も聴取しなかった群よりも高くなった。また気分は、ポジティブな感情が高くなり、覚醒の度合いも高くなった。一方、
2)アルビノーニの群は空間認知能力が非聴取群と変わらない得点だった。気分に関してはネガティブな感情が強く、覚醒の度合いも低かった。
 この結果だけ見るといかにもモーツァルトの曲が効果があるように思える。1.1でGabriela et alらのモーツァルト効果について調査を紹介した。それは早いテンポで長調による曲の聴取条件で、覚醒とポジティブな気分に誘導したときに、空間認知能力の向上が起きている。空間認知能力の向上には、モーツァルトの特定の曲が関係しているのではなく、音楽による覚醒とポジティブな気分への誘導が関係しているのではないだろうか。

アルビノーニについては下記ページを参考にした。
http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=225

参考文献

Baklwill,L.L.,&Thompson,W.F.(1999).Music-dependent memory:The roles of tempo changes and mood mediation.Journal of Experimental Psychology:Learning,Memory and Cognition,22,1354-1363
Gabraiela Husain.,Willam Forde Thompson.,& E.Glenn.(2002).Effects of musical Tempo and Mode on Arousal,Mood,and Spatial Abilities.Music Perception,20(2),151-171.
林知行.(1997).標準 ポピュラー音楽理論,シンコーミュージック.
Jonathan C.smith., & Carol A.Joyce.(2004).Mozart versus New Age Music:Relaxation States Stress and ABC Relaxation Theory.Journal of Music Therapy,41(3),215-224.
William Forde Thomposon,,E.Glenn Schellenberg,.& Gabriela Husain.(2001).AROUSAL MOOD AND THE MOZART EFFECT.American Psychological Society,12(3),248-251.

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研究の覚え書き、その参(音楽的特徴と知覚する感情)

 モーツァルト効果に関してはまだ紹介する論文がたくさんあるが、筆者が飽きてきたので(。´ノω・`)、モーツァルトとは違う音楽関連の話題を書きたいと思う。

2 音楽的な特徴と、知覚する感情との関係
2.1 テンポとメロディの関係を音楽形式の違いから検証
 Balkwill & Thompson(1999)は、インド古典音楽の曲を、主に西洋音楽を聞きインド音楽に関して知識を持っていない被験者に聞かせ、どのような感情が想起されるか調査している。結果として、1)速いテンポは喜びと怒りに、遅いテンポでは悲しみと穏やかさに関係があることをあげている。またメロディに関しては、2)シンプルなメロディは喜びに、複雑なメロディは悲しみに関係があることも示されている。そして、Balkwill & Thompsonは過去の西洋音楽の知覚に関する研究との比較も行い、西洋音楽とインド音楽の知覚する感情とに、音楽の文化的違いを超えた関係性があると述べている。
 音楽様式の違いがあっても、曲を聴いたときに知覚する感情には、音楽的特徴において共通するものがあるらしい。村井(2001)は音楽療法の立場から、音楽的特徴と癒しに関して述べている。これ関してはまたそのうち・・・。

参考文献
Balkwill,L.L.,& Thompson, W.F.(1999).A cross-cultural investigation of the perception of emotion in music:Psychophysical and cultural cues.Music Perception,17,43-64
村井靖児.(2001).音楽療法の基礎,音楽之友社

インド音楽に関しては下記を参考にした
http://www.sagami-wu.ac.jp/kmatsu/link_Classical_Music.htm
http://homepage2.nifty.com/naada/naada.html

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研究の覚え書き、その弐(モーツァルト効果)

今回も前回に引き続いて、モーツァルト効果に関連した研究を紹介しようと思う。

 1.2 モーツァルトの曲とニューエイジ音楽のリラクゼーション効果
 前回はモーツァルト作曲の作品を題材とした研究を紹介した。今回は、モーツァルト作曲とそれ以外の作曲家による曲との比較である。
 Jonathan & Carol(2004)はモーツァルト作曲のK525(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)とK509(6つのドイツ舞曲)と、ニューエイジ音楽のHalpern作曲の「Serenily suite」との、リラクゼーション効果の比較を行っている。また音楽を聴取しない群として、一般雑誌を読む群も用意されていた。この調査は三日間続けられた。
 結果は、音楽を聴取した群は、聞かなかった群よりもリラクゼーションの効果が高かったことが報告された。しかしそれはモーツァルトの作品を聴取した方が効果が高かった。二日目からは音楽聴取群で変化が見られ、モーツァルト聴取群で特有の効果があった。それは、二日目では、安らぎの感情が増え、ネガティブ感情(不安、憂鬱)が減る効果が、より高く見られた。そして三日目では、ニューエイジ音楽聴取群では見られなかったような、高いリラクゼーション効果が起きたと報告されている。
 両方の曲でリラクゼーション効果が認められた。しかし、モーツァルトの曲にはさらなるリラクゼーションの効果があるようだ。

参考文献

Gabraiela Husain.,Willam Forde Thompson.,& E.Glenn.(2002).Effects of musical Tempo and Mode on Arousal,Mood,and Spatial Abilities.Music Perception,20(2),151-171.
林知行.(1997).標準 ポピュラー音楽理論,シンコーミュージック.
Jonathan C.smith., & Carol A.Joyce.(2004).Mozart versus New Age Music:Relaxation States Stress and ABC Relaxation Theory.Journal of Music Therapy,41(3),215-224.
Mozart,W.A.(2005).華,コロムビアミュージックエンタテイメント,Track 11.
William Forde Thomposon,,E.Glenn Schellenberg,.& Gabriela Husain.(2001).AROUSAL MOOD AND THE MOZART EFFECT.American Psychological Society,12(3),248-251.

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たわごと

そのままでいろ。
お前に知る必要はない。
いつかすべてが明らかになる…。

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人は、その弐

A man is not finished,when he is defeated.
He is finished, when he quits.

人は負けたときおわるのではなく、
やめたとき終わるのだ。

机のシートをひっくり返したら、何年かぶりにこの言葉が書いてある紙を見た。
負けてがっかりするときもあるが、それは人を成長させる糧になるのだ。
とりあえず続けてみたらいいかもよ。この言葉をみて、勇気が沸いて来た。

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