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パンチドランカー症状_その弐

 パンチドランカーの事を書いてから随分時間が経ってしまったが、これは大切な事だなflairと法話でも話しをすることにした。子供達にも読ませようと、レポートを書いた。そのレポートはそのうち挙げることにして、今回はパンチドランカーにならないためにはどうしたらいいのかを、少林寺拳法の拳士の立場から考察してみる。

パンチドランカー(以後PD)にならないためにはどうしたらいいのかを、筆者が考えたものを紹介して、説明をしていきたい。PDは繰り返し強い衝撃が頭部へ与えられることによって起こることから、頭部への衝撃を減らせば予防は可能だろう。


衝撃を減らす

・ヘッドギア、ヘルメットを着用し、衝撃を少しでも減らす。
 これは、根本的な解決にはなっていないが、打撃の衝撃を減らすという意味では効果的である。アメフト選手でもPD症状が出る場合があるようなので、ヘルメットをするからといって完全ではない。しかし、生身よりかはましなはずなので、どうしても頭部へ衝撃を受けると事前にわかっているときは、なるだけ頭部を守るものをした方がいいだろう。
 厚手のグローブをつけさせることも効果的だ。ただ、グローブは素手の場合よりも脳震盪を起こさせやすいといわれる。厚手のグローブを付けたとしても、突ききるようなパンチではなく、当て止めや寸止めをさせる方がよい。

・かわす、受ける
 これは非常に効果的な方法である。頭部に当たらなければどうということはないからである。上受け、内受けなど、少林寺拳法ではいくつか頭部への打撃を防ぐ防技があるが、これらをうまく活用するべきだ。ただ、ミット、サンドバックを持った場合でも脳に衝撃が伝わる場合があると書いた。受けはこの場合と近く、影響は少ないながらも注意は必要である。ガードの上からでもダウンを奪われる選手がいるので、強い打撃はそのまま脳に伝わってしまうのだ。

・そのような行為をしない、させないようにする。
 もっともいい方法は、頭部へ衝撃を伝わらせるようなことをしないことだ。相手にかわすしてもらうのが一番だが、完璧にできる人などこの世にはおらず、相手任せなのは問題だ。頭部への打撃を0にするのは拳法をやっているなら無理だと思われるかもしれないが、上段は必ず寸止めする、スパーリングはマス(当てない)で行うなどで、稽古と安全を両立できる。これを指導者が徹底させればよいのである。


十分に休憩する

 俳優のたこ八郎氏はPDの症状が酷い時期があったが、徐々に回復してきたらしい。神経が麻痺して手足が不自由になってしまった人がリハビリで回復していくように、PDも損傷を受けた神経を他の神経が補う事によって回復するといわれている。PD症状が出るほど悪化していなくとも、頭を打った、殴られた、受身を失敗して頭痛がするなどの自覚症状があれば、速やかに休息するべきだ。軽度であれば、問題無く回復するだろう。
 また、ダウン後の飲酒は厳禁とされる。ダウンしなくとも、パンチをもらった、スパーリングしたなどの後は、飲酒は控えるべきだ。脳の何らかの部位に傷害を受けている場合、飲酒によって悪化することが十分に考えられるからだ。


受身の徹底

 レスリングをやっていてもPDになる人がいる。パンチを当てるようなスポーツでなくても、頭部に衝撃があるスポーツであればPDになり得るわけである。投げられたり、受け身をとったりするときに、頭を打ってしまう人がいるが、これはパンチと同程度(あるいはそれ以上)の衝撃が伝わっていることだろう。少林寺拳法の受け身は、前受け身であれば手からついてショックを吸収して受け身をするし、投げの受け身(とんぼ返り)であれば足から着地して背骨、頭に衝撃があまり伝わらないようにする。これらを徹底すれば、PDは防ぐことが可能だろう。受け身が未熟な者は、練習時は失敗することがあるだろう。練習する際は、堅い床の上で行うのではなくて、柔らかいマットの上で修練するべきである。


以上は、少林寺拳法を末永く続けていくと仮定して、筆者が有効だと考えたPD予防方法である。格闘技とか拳法とかそういうのを辞めてしまうのが一番安全なんだが、まあsweat01健康のためとか精神修養のためとかに武道は必要かもしれない。なので、このような予防方法を講じながら行っていくのが一番いいことだろう。普通に少林寺拳法やっているぶんには、ぜったいPDにはならないと思うけどねcoldsweats01。試合に出てみたり、グローブ付けて殴り合いばっかりしてたらどうなるかしりませ~ん。

参考文献

池浦 誠 (2006). パンチドランカーの症状と対策② 八起堂通信 2006年3月22日 
  (2009年2月2日)
中山 健児 (2006). 格闘技ザ・カルテ―格闘技通信連載「教えて!中山先生」
 SPECIAL EDITION (単行本)  ベースボールマガジン社
ウィキペディア (2009). パンチドランカー ウィキペディア 2009年1月22日
  (2009年2月2日)
白柳 (2005). なぜパンチドランカーになるのか? 総合格闘技を極める!! 2005年
  (2009年2月2日)


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