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「心の旅 -REGARDIND HENRY-」

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 しばらく前にみたこの映画、ハリソン・フォードが出てるから有名なのか?と思いながらも、意外と知られてない感じ。僕的には名作だと思う。ヘンリーという凄腕の弁護士さんのお話なんだけども、勝訴するためには義理も人情捨てるぜ!という感じでけっこう冷酷な弁護士。そんな仕事柄か、家族にも高圧的で奥さんには冷められてる。物語の終盤で明かされるが、奥さんもヘンリーも浮気してるという、仮面夫婦(懐かしい響きw)な二人。娘が一人いるんだが、頭はいいが寂しがりや。親父からはがみがみ言われて、アダルトチルドレンみたいな感じ。金はあるが愛がない、一言で言うとそういう家庭。

 順風満帆(地位と金においては)は生活を送っていた一家だが、ある夜ヘンリーが切れたたばこを買いにでかけると、運悪く商店で強盗に遭ってしまう。そこで、胸と頭を撃たれて重体となってしまう。命は奇跡的に取り留めたが、運動能力と記憶に障害が残ってしまう。懸命にリハビリに励み次第に回復していく。言葉も話せなかったが、"ritz"(重要な単語)という言葉を最初に発し、その後読み書きも出来るようになった。クラッカーのリッツの絵を描けるまでになるが、関係が深かった人のことも全て忘れ、誰が誰だか、そして自分が何者なのかもわからない。どう頑張っても以前の様な腕利き弁護士な働きはできなかった。

 温情で今までいた弁護士事務所に通わせてもらっているが、そこで自分が扱った裁判の資料を読み、自分がずいぶん酷い弁護士だったということがわかった。記憶をなくして、まさに客観的に自分を見ることが出来たわけだ。それと同時に家族への見方もがらっとかわり、まるで別人(記憶が全くないから、別人だわなcoldsweats01)になったかのように良いパパになった。当然価値観もがらっとかわり、”私は変わったんです”と自らをの事を言い、勝ち負けが全てだった人生から脱却する。

 弁護士はもうできず収入も減ることから、一家は引越をすることにする。すると、贈り物と一緒に、一通の手紙が来た。それを読んだヘンリーは、妻が弁護士事務所の同僚と浮気していることに気が付く。妻は寂しさのあまり浮気をしてしまったと白状する。しかし、それを聞き入れられるわけもなく、これまでだぜpoutとプンスカして家をでていくヘンリー。事務所に行きその同僚を攻めた。行く当てもなく歩いていると、ふと見覚えのあるホテル”リッツ”を見つける。チェックインすると事務所から付けてきた女の同僚が訪ねてきた。訳を聞くと、このホテルでヘンリーもまた浮気していたことがわかった。家庭を顧みず、善悪よりもタダ勝つことが全てだった昔の自分。失って大切なものに気が付いた、新しい自分。事務所も辞め愛人とも決別し、そして、自分を本当に想っていてくれる人の所へ帰ったのだった。

 いや~weep何回か見てるんだけど、いい映画だったな~。ヘンリーが妻と歩いているときに、手をつないできた。奥さんがビックリして、「今まで人前で手をつなぐことなんてなかったのに?!」と驚く。「なんで今までつながなかったのかわかんないや~happy02」とヘンリー。大切なものを失って気が付いたとも考えるが、気が付いていたけど失われてたんじゃないか思った。人はだれでも仮面(ペルソナ、パーソナリティ)を被って生きてるもの。ヘンリーだって大切な人は気が付いていたんだけども、社会的地位とか弁護士としての顔に隠されてしまっていたんだろう。
 ヘンリーも浮気してるじゃん??悪い男じゃん??poutと思う人が多いだろう。事件に遭ってから初めて発した言葉("ritz")が、印象に深かった言葉である事は間違いない。しかし、それが人の名前ではなくて行為や場所の名称であるから、ヘンリーは人物よりも場所や事のことを深層で覚えていたんだろう。そこが、浮気をしてはいても対象者に傾倒していたわけではない、という救いにはなるsweat01
 プンスカして出て行ったあと家に帰るんだが、そのとき「フグ料理は食べたことあるかい?」と妻を初めてデートに誘った言葉を言う。「お前のことを愛してるぜ~!!」とか「お前が必要なんだぜ~!!」とか上辺だけで言えるような言葉よりも、今まで一緒にいた夫婦だから他人では意味不明の言葉でも、「最初からやり直そうよ」という懺悔と愛おしさの気持ちを表現できるんだろう。僕はこのシーンが好きなんですなhappy02

 奥さん役の人はアネット・ベニングなんだけど、「マーシャル・ロー」って映画をみて、綺麗な人だな~confidentheart04と思っていた。「アメリカン・ビューティー」に出てるみたいなので、やっとこさ見てみようかなと思っているcoldsweats01。話題の映画はあまり見ない傾向にあるんですな~僕は。主演の役者さんつながりで映画を見ることは多いんだけどね。
 何回か見ている映画だけども、見る時期が違うと随分解釈も変わるんだな~と自分の文章を読んでて思った。本を読み直すと新しい発見があるとか言うけれど、時が経つとあの時の思い浮かんだ気持ちとは違うと思ったりする。別の本を読んでるの??と思う事も。それは自分が、あの時よりも素敵な時間を重ねたって証拠なんです。皆ヘンリーのように、本当は気が付いているはず。記憶をなくすほど重篤な事態にならずとも、素直になれば大切なものが見えてくるさ・・・・。


参考になるページ

アネット・ベニングについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/アネット・ベニング

「心の旅 -REGARDIND HENRY-」について
http://www.dmm.com/rental/-/detail/=/cid=n_610pda205/

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